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下山 智隆*; 鷺谷 純*; 東條 壮男*; 川路 均*; 阿竹 徹*; 井川 直樹; 石井 慶信
Proceedings of 10th Asian Conference on Solid State Ionics, p.201 - 205, 2006/00
プロトン伝導体BaCaNbOに軽水又は重水を含浸させて、試料中にプロトンを導入し、その熱容量の温度依存性と結晶構造を解析した。熱容量は2300Kの温度範囲では相転移などに伴う明確な熱容量異常は観察されず、また、試料中への含水量の増加にしたがって一様に熱容量が増加することがわかった。さらに粉末X線回折及び粉末中性子回折法によって含水試料と乾燥試料の結晶構造を比較・解析することで、結晶構造中におけるプロトンの配位位置が24サイトであることが明らかになった。
Basar, K.*; Xianglian*; 本田 宏之*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 阿部 修実*; 井川 直樹; 石井 慶信
Proceedings of 10th Asian Conference on Solid State Ionics, p.121 - 128, 2006/00
LiNiOは次世代のLiイオン電池用のカソード電極材料としての利用が期待されているが、結晶構造の複雑さゆえにその合成が難しい。そこで、合成時のアニール過程の条件が及ぼす本材料の結晶子径の大きさに着目し、粉末中性子回折法とScherrerの解析法によってその評価を行い、最適な合成条件を確定した。
Xianglian*; Basar, K.*; 本田 宏之*; 北條 智之*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 井川 直樹; 石井 慶信
Proceedings of 10th Asian Conference on Solid State Ionics, p.185 - 192, 2006/00
室温及びび15Kの温度でPbSのX線及び中性子粉末回折を行い、得られた回折パターンから散漫散乱を解析した。散漫散乱を解析するにあたり、熱振動の相関効果を取り入れた解析式を導入し、さらに中性子回折を用いることでPbSの散漫散乱に対する第2近接であるPb-Pb間の寄与が明確に観察できること,Pb-Pb間の距離は4.19であることなどを今回初めて明らかにした。